#34 MCの実力
イベントMCの仕事であった。
男性MCはぼくの他にもう一人いたのだが、その方の発声がとんでもなかった。
他人の才能というか実力に嫉妬したのは久しぶりの事であった。
ぼくから見ると明らかにレベルが異なるのに、クライアントにご挨拶させていただくと
「盛り上げていただいて本当にありがとうございました!本当に!本当に!!」
とありがたいお言葉を頂戴した。ありがたいし、嬉しいのだけれど、
これでいいんだっけ?と自分で疑問を抱く。
たしかに、盛り上げられなかったわけではない。自分の武器を活かしながら良い時間を提供できたと思うし、MCを生業の中心にしているわけではないもんな・・・などと思いつつも、
発声の点において、明らかに負けている事がどこか悔しくもあり、ぼくはその人のワークショップに申し込んだ。
もう一段上のステップへ行く。
インプロでもMCでも、なんでも。
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