約3年間パフォーマーとして所属していた Tokyo Comedy Store:Dを卒業・脱退するという事を、昨日公式HPとぼくのFacebookで発表した。
理由はいたってシンプルで、
みんなが面白いと思うものとぼくが面白いと思うものが少しずつズレていったという事だ。
登りたい山が異なるのであれば別の道を、
目指したい港が異なるのであれば別の海路を行くのが当たり前で、
ぼくはTokyo Comedy Store:Dの船を降りる事にした。
2015年の夏、即興祭という大規模なイベントを経て
「みんなでインプロやる団体を作ろうよ」というアイディアが出た。
初期メンバーは9名で、写真は1周年ライブのものだ。
団体の名前は、数年前までインプロの活動をしていた
Tokyo Comedy Store Jの冠を受け、
Tokyo Comedy Store:Dとした。
この頃はこの団体でやりたい事がたくさんあり、メンバーと過ごす時間に比例してアイディアが溢れ出ていた。
その泉が枯れそうな事に気付いた時、僕は団体を去る事を選んだ。
そしてぼくは今、新たな即興での表現活動を虎視眈眈と狙っている。
それは即興で行う”芝居”だ。60分の芝居。
今までやっていた、”3〜5分で終わるゲーム” とは求められる能力が根本的に異なる。
「海外では2〜4人で、60〜90分の芝居を即興で作るグループがある。」
と聞かされた時、ぼくはよくわからなかった。
そんな事が本当に可能なのか。可能であれば是非やってみたいと強く思った。
「海外ではお客さんと2人で60分の芝居をする女性がいる。」
と聞かされた時、ぼくはとても興奮した。
そんな事が本当に可能なのか。可能であれば是非やってみたいと更に強く思った。
2018年の1月から ”即興で行う芝居” の能力を磨いている。
最初は雲をつかむようだった話だが、少しずつ道が見えてきている。
まだ日本で誰も成立させていない事にチャレンジしたいと思う。
引き続き、牙を研ぎ続けていく。
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